【高校サッカー】記録で振り返る主要3大会の戦績|1998年度

1998年度の高校サッカーを振り返る
サッカーW杯がフランスで開催。激戦が繰り広げられる中、地元フランスが悲願の初優勝を遂げ、日本が初出場したことでサッカー熱も盛り上がった日本国内。そんな情景に夢を抱いた若者たちが繰り広げた、1998年度高校サッカーの歴史を記録とともに振り返ります。ここから誕生したスター候補のおさらいも。
全国高校総体(インターハイ)サッカー競技

引用:99高校サッカー年鑑
サッカーW杯フランス大会の熱狂から覚めやらぬ中、四国・香川県で開催されたインターハイ。前年度優勝校の東福岡、サッカー王国静岡の藤枝東などの優勝候補が初戦で敗れる波乱が起きる中、千葉の市立船橋が3度目のインターハイ全国制覇を達成。地元高松商業もベスト4に進出し躍進。
高円宮杯 第9回全日本ユースサッカー選手権大会

引用:99高校サッカー年鑑
現在のプレミアリーグの前身大会として知られる全日本ユース選手権。高体連所属の高校サッカーチームとJCY所属のクラブユースチームがカテゴリーの枠を越えて対戦し、日本一を決める大会。
1989年から2002年までの出場権は高校チームが全国9地域の地域大会優勝チーム、クラブチームはクラブユース選手権の上位5チーム、その他に前年度の全日本ユースと高校選手権優勝チームの所属地域から1チームずつの計16チームが参加し、トーナメント方式で争った。
1998年度の大会は藤枝東高校がインターハイ全国初戦敗退のリベンジで全国制覇。プレ大会を含む第1回大会からの高校チームによる連続優勝記録を10年に伸ばし、静岡県勢としては7度目、藤枝東としては2度目の優勝を飾った。ガンバ大阪ユースもクラブユース勢としては4回目の決勝進出だったが惜しくも敗れた。
第77回 全国高校サッカー選手権大会

引用:99高校サッカー年鑑
高校サッカー選手権の歴史に残る雪の決勝戦だった前年と同じ顔触れになった決勝戦。前年の雪辱を期す帝京が先制するも、東福岡が逆転。帝京も追いつき粘るが最後は東福岡が突き放し、インターハイ全国初戦敗退のリベンジを果たす2連覇を達成した。滝川第二と前橋育英は初のベスト4進出と躍進した。
この年のピックアップ選手 ~輝きを放ち飛躍へと~
金子 聖司(かねこ せいじ)
選手権2連覇した東福岡のキャプテン。2年時にはDFながら得点王に輝き、その将来を嘱望され、鹿島アントラーズに入団するも、1999年に左膝十字靭帯断裂の大怪我を負い、フル代表に召集されることはなかった。その後はJリーグから東南アジア各国に戦いの場を移し、活躍の場を広げた。
玉田 圭司(たまだ けいじ)
習志野のインターハイ全国ベスト4、国体優勝に貢献。高校卒業後は柏レイソルに加入。名古屋グランパス、セレッソ大阪などに在籍し、J1通算110得点を挙げる。フル代表にも選出され、2006年ドイツW杯ブラジル戦での先制ゴールは日本を興奮の渦に巻き込んだ。
大黒 将志(おおぐろ まさし)
ガンバ大阪ユースに所属し、同年の全日本ユース、国体準優勝に貢献。ガンバ大阪ではユースから昇格し、5年目にブレイク。フル代表にも選出された。フランス、イタリアと海外挑戦も経験し、帰国後はJの舞台を中心に活躍を続けた。J1通算93得点、J2通算110得点。

他にも元日本代表の前田遼一、山瀬功治などが活躍した年代でした!
今回は1998年度を取り上げましたが、シリーズ化していきます。次回もお楽しみに!

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