「正確にカーブをかける!インフロントキックの基本と上達のポイント」|サッカーの基礎技術習得講座⚽

①【万能キック】正確なカーブパスやシュートに必須のテクニック!
サッカーで相手の守備をかわす鋭いパスや、美しいカーブシュートを決めたいと思ったことはありませんか?
そんなときに役立つのが インフロントキック です。
インフロントキックは、足の甲の内側でボールをとらえ、正確かつカーブをかけながらボールを蹴るテクニックです。
パス、クロス、シュートなど幅広い場面で活躍し、プロの試合でも頻繁に使われる重要なキックのひとつです。
この記事では、インフロントキックの意味や特徴から、正しい蹴り方、上達するコツ、効果的な練習方法まで、初心者でもわかりやすく解説します。
②インフロントキックとは?
インフロントキックとは、足の「甲の内側(親指のつけ根あたり)」でボールを蹴る技術のことです。インフロントは、足の親指の付け根から土踏まずのあたりまでの部分を指し、インサイドキック(足の内側全体)よりもややつま先寄りで蹴るのが特徴です。
インフロントキックは、ボールにスピンをかけながら正確に方向を調整できるため、カーブをかけたパスやシュート、クロスボールなどに多用されます。特にサイドからゴール前に送るクロスボールや、ゴールを狙うカーブシュートに最適です。
インサイドキック・インステップキックとの違い
キックの種類 | 足のどこで蹴る? | 主な用途 |
---|---|---|
インサイドキック | 足の内側(広い面) | 正確な短いパス |
インステップキック | 足の甲の中央 | 強いシュートやロングキック |
インフロントキック | 足の甲の内側(親指のつけ根あたり) | カーブをかけるパスやシュート |
インフロントキックの特徴とメリット
インサイドは広い面で当てるため安定してまっすぐ蹴りやすいですが、カーブをかけにくいです。逆に、インステップは強いキックが得意ですが、方向のコントロールが難しい場面もあります。
インフロントキックは、その中間のような役割を果たし、正確さとカーブのかかりやすさのバランスが良いのが魅力です。
③ 正しい蹴り方のステップ
インフロントキックを上達させるためには、正しいフォームを身につけることが重要です。ここでは基本的なステップを順番に解説します。
- ボールの後ろに立ち、蹴りたい方向に対して体を軽く開く。
- 軸足(蹴らない足)は、ボールの横に置き、つま先は蹴りたい方向に向ける。
- 重心はやや前にかけ、膝は軽く曲げておく。
- 蹴る足は、股関節と膝を使って自然に振り上げる。
- 視線は蹴る直前までしっかりとボールを見る。
- 足の甲の内側(インフロント部分)で、ボールの中心〜やや下側に当てる。
- 当たる瞬間は、足首をしっかり固定して、ぐらつかないようにする。
- 両腕を使い体のバランスを取るようにする。
- ボールの下から上をこすり上げるようなイメージで
- ボールを蹴った後は、足をしっかり振り抜く。(フォロースルー)
- 軸足でしっかり体を支え、最後までバランスを崩さない。



🪜 ワンポイントアドバイス
✅ ボールを蹴る瞬間、目線はしっかりボールを見る。
✅ 足首が緩むと正確なキックにならないので注意。
✅ 無理に強く蹴ろうとせず、まずは正しいフォームを意識する。
正しいステップで練習することで、狙った方向へ正確にボールを送り、きれいなカーブをかけることができるようになります。最初はゆっくりしたスピードで確実に当てる練習から始めましょう!
④ 上達するためのコツ
インフロントキックは、正しいフォームを覚えた後、さらに精度と安定感を高めるための練習が重要です。ここでは上達するためのポイントや、よくある失敗の修正法を紹介します。
🎯 ありがちな失敗と修正法
❌ ボールが狙った方向に飛ばない
→ 軸足の向きがずれていることが多いです。
軸足のつま先を「蹴りたい方向」に向けることを意識しましょう。
❌ ボールが浮きすぎる、または転がるだけ
→ ボールの当てる位置が間違っている可能性があります。
ボールの中心より少し下を蹴ると適度に浮き、上を蹴ると転がりやすいです。
❌ カーブがかからない
→ 足の振り抜く方向がまっすぐすぎると、カーブしません。
振り抜きを少し外側に向けると、しっかりスピンがかかります。
🎯 正確に蹴るためのコツ
✅ 体のバランスを崩さないよう、重心はやや前に置く
✅ 足首をしっかり固定して、当てる面を安定させる
✅ 「当てる瞬間」に力を入れ、フォロースルーはリラックスする
✅ 目線をボールに集中し、蹴る位置を意識する

🎯 カーブの調整
- 強いカーブをかけたいときは、より外側に振り抜く
- 軽いカーブで狙いたいときは、ほぼまっすぐに振り抜く
- フォロースルーの大きさも調整ポイント。小さく終わるとカーブが強くなる傾向があります
インフロントキックは、試合で相手の意表を突くカーブパスや、ゴール前での絶妙なクロスに活かせる武器です。繰り返し練習して、感覚をつかむことが上達への近道です!
⑤ 練習方法
インフロントキックを上達させるためには、フォームを意識しながら反復することが大切です。ここでは、初心者からでも取り組める練習メニューを紹介します。
🏃♂️ 1人でできる練習
壁当て
- 壁に向かってインフロントキックでボールを蹴り、跳ね返ってきたボールを繰り返し蹴ります。
- 目標は「狙った場所に当てること」。壁にマーク(テープやコーン)を貼るとさらに◎。
- 強さやカーブを変えて、いろいろな蹴り方を試しましょう。
的当て
- ゴールや壁に的を作り、そこを狙って蹴ります。
- 的を小さくしていくと難易度が上がり、コントロールが鍛えられます。
🤝 2人以上でできる練習
パス練習
- 10〜15mほど離れて、インフロントキックでパス交換。
- 相手の足元、または少し先に狙って蹴る。
- お互いに左右に動きながらパスを出すと実戦的になります。
クロス練習
- サイドからゴール前に向かって、カーブをかけてクロスを送ります。
- 受け手はゴール前で待ち構え、タイミングを合わせてシュート。
🔁 応用練習
カーブシュート
- ペナルティエリア外から、ゴールの隅を狙ってカーブをかけてシュート。
- 右足なら左側、左足なら右側にカーブをかけるイメージです。
ドリブルからのインフロント
- 軽くドリブルしてから、タイミングよくインフロントでパスやシュート。
- 試合で多い動きなので、実践的な感覚を養えます。
☝️ 練習のポイント
✅ 最初はゆっくり正確に蹴り、慣れてきたらスピードや距離を伸ばす
✅ カーブのかかり方やボールの高さを意識する
✅ 動画を撮ってフォームをチェックすると効果的
インフロントキックは、正確さとカーブを両立できる便利なキックです。毎日の練習に少しずつ取り入れ、感覚を身につけていきましょう
⑥ よくあるQ&A
インフロントキックの練習中や試合で、よく出てくる疑問をまとめました!
❓ どんな場面で使えばいいの?
インフロントキックは、特に以下のような場面で効果を発揮します。
- ゴール前にカーブをかけたクロスを送りたいとき
- ゴールの隅を狙うカーブシュートを打ちたいとき
- 短い距離よりも中距離のパスでコースを工夫したいとき
❓ 子どもや初心者でもできる?
もちろんです!
最初は力を入れすぎず、フォームを重視してゆっくり練習するのがおすすめです。
小さい子どもは、足首が柔らかいので、蹴るときに足首を固定する意識を持つと良いでしょう。
❓ どんなスパイクが向いている?
インフロントキックに特別なスパイクは必要ありませんが、初心者の場合は広いキック面が確保しやすい「人工皮革」のスパイクが扱いやすいです。
足にしっかりフィットして、足首が安定するものを選びましょう。
❓ カーブを強くかけたいときは?
蹴る瞬間に足を外側に振り抜き、ボールのやや外側をしっかり蹴ると強いスピンがかかります。
ただし、無理に強く蹴るとコントロールが難しくなるので、まずは正確さを優先しましょう。
❓ 試合でうまく使えない…
試合中は焦ってフォームが崩れることが多いです。
練習の段階で「どの場面で使うか」を意識しながら、実戦に近い形で練習するのがポイントです。
試合で自然に使えるようになるまで、たくさんボールに触れて感覚を磨きましょう!
⑦インフロントキックでライバルに差をつけろ!
インフロントキックは、サッカーで正確さとカーブを両立できる、とても便利で重要なキックです。
✅ ボールの内側をしっかりとらえ、足の甲の内側(インフロント)で蹴る
✅ 正しいフォームとバランスを意識する
✅ 練習では、まずはゆっくり、狙った場所に正確に蹴ることを目指す
✅ カーブの強弱は振り抜き方や当てる位置で調整する
インフロントキックを身につければ、パス、クロス、シュートの幅がぐっと広がります。試合の中でチャンスを生み出せる武器になりますので、ぜひコツコツと練習して、体に覚えさせていきましょう!



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