【初心者向け】間接フリーキックと直接フリーキックの違いとは?図解やクイズ形式でやさしく解説|2025最新版

目次

初心者必見!フリーキックの基礎をわかりやすく解説

「えっ?今のゴールってダメなの?」「なんで壁を作るの?」
サッカー中継を見ていて、そんな疑問を感じたことはありませんか?

実はその違い、「フリーキックの種類」によって起きているかもしれません。

サッカーには「直接フリーキック」と「間接フリーキック」の2種類があり、それぞれルールも得点の可否もまったく異なります。

でも安心してください。この記事では、

  • 直接・間接フリーキックのわかりやすい違い
  • それぞれが与えられる代表的な反則
  • 観戦中に役立つ審判のジェスチャーの見分け方
  • 実は意外と知られていない誤解しやすいポイント

などを、図や例、クイズを交えながらやさしく解説していきます。

初心者の方はもちろん、改めてルールを整理したい方にもおすすめの内容です。
この記事を読み終わる頃には、「フリーキックってそういうことか!」とスッキリ理解できているはずです。

① フリーキックとは

サッカーの試合中、反則やルール違反が起きると、プレーを止めて「フリーキック(Free Kick)」という方法で試合を再開する場面があります。

フリーキックは、「相手チームの反則」によって与えられるプレー再開方法のひとつで、ボールを止めた状態から、反則があった場所でキックしてプレーを再開します。

フリーキックには、以下の2種類があります。

  • 直接フリーキック(Direct Free Kick)
     → そのままゴールを狙えるキック
  • 間接フリーキック(Indirect Free Kick)
     → 誰かが一度ボールに触れてからでないと得点にならないキック
  • (味方、相手関係なく2人以上のボールへの関与が必要になります)

これらは「どんな反則が起きたか」によって使い分けられます。次の章から、それぞれの違いを具体的に見ていきましょう。

② 直接フリーキックとは?

直接フリーキック(Direct Free Kick)は、その名のとおり「ボールを直接ゴールに入れて得点できる」再開方法です。サッカーでよく見る、壁を作ってシュートを狙うシーンの多くがこの直接フリーキックにあたります。

✅ 直接フリーキックが与えられる主な反則例

以下のような、比較的重い反則があった場合に適用されます。

  • 相手を押す、引っ張る
  • 相手を蹴る、または蹴ろうとする
  • タックルで相手に接触する
  • ハンド(意図的に手や腕でボールを扱う)
  • 肘打ち、突き飛ばし など

これらはすべて「相手選手に危険が及ぶ」「フェアでない行為」とみなされ、直接フリーキックでの再開が認められます。

✅ 直接ゴールが可能

直接フリーキックでは、ボールが他の選手に触れなくても、そのままゴールに入れば得点として認められます。

たとえば…

自陣からのロングキックがそのまま相手ゴールに吸い込まれた場合でも、直接フリーキックからの得点としてカウントされます。

✅ よく見るシーン

  • ペナルティエリア付近でのファウル → ゴール前に壁が作られ、キッカーが直接狙う
  • 危険なタックルで試合が止まり、相手にフリーキックが与えられる

このような場面が「直接フリーキック」です。
テレビ中継などでも「この位置は直接狙える距離ですね」といった実況が聞こえてきたら、それは直接フリーキックの場面です。

③ 間接フリーキックとは?

間接フリーキック(Indirect Free Kick)とは、その名のとおり「ボールを直接ゴールに蹴り入れても得点にはならない」再開方法です。

ゴールを狙うためには、ボールが一度ほかの選手に触れてからでないと得点になりません。
つまり、「パス」や「タッチ」などが間に必要なキックです。

✅ 間接フリーキックが与えられる主なケース

以下のように、比較的軽微なルール違反や技術的な反則のときに適用されます。

  • オフサイド
  • 危険なプレー(例:相手の顔付近に足を上げる)
  • ゴールキーパーの反則
    • 6秒以上ボールを保持
    • 味方からのバックパスを手で扱う
    • 同じプレーで2度手で触る など
  • 試合の遅延行為

✅ ゴールするには「誰かが触れる」必要がある

間接フリーキックからボールを蹴って、そのままゴールに入っても得点にはなりません。
たとえば、誰も触れずにそのままゴールインした場合は ゴールキック になります。

✅【得点になる例】
キッカー → 味方がワンタッチ → ゴール!

❌【得点にならない例】
キッカー → 誰にも触れずにゴール → 無効(ゴールキックに)

✅ 審判のジェスチャーに注目!

間接フリーキックのとき、審判は片手を上にあげたままプレーを再開させます。
これは「誰かがボールに触れるまでは得点にならないよ」というサイン。
その手は、ボールが他の選手に触れるまでずっと上げっぱなしです。

④ 見分け方と審判のジェスチャー

「今のは直接?それとも間接?」と迷うこと、ありますよね。
実は、審判のジェスチャーを見れば、どちらのフリーキックか一目で判断できます。

✅ 直接フリーキックのジェスチャー

  • 笛を吹いてプレーを止めたあと、審判が片手で攻める方向を示す。
  • その後は試合再開のコントロールをします。

📌この場合は、そのままシュートしてOK。
よくある「壁を作ってキッカーが狙う」場面は、ほぼ直接フリーキックです。

✅ 間接フリーキックのジェスチャー

  • 笛を吹いたあと、片手を真上に上げたままプレーを再開
  • ボールが他の選手に触れるまで、ずっと腕を上げ続ける

📌このポーズが出ていたら「間接フリーキック」。
ボールが誰かに触れずにゴールしても、得点にはなりません。

✅ 試合中の見分け方まとめ

種類審判のジェスチャー直接ゴール可否
直接フリーキック手を下ろして再開〇(そのまま得点OK)
間接フリーキック手を上げたまま再開✕(誰かのタッチが必要)

テレビ中継や現地観戦でも、審判のジェスチャーを見ることでプレーの意図やルールがより明確にわかります。
ちょっとしたポイントですが、観戦がもっと楽しくなるコツの一つです!

⑤ よくある誤解と注意点

サッカーのフリーキックには細かいルールがあるため、初心者の方が混乱しやすいポイントもたくさんあります。ここでは、間接フリーキックと直接フリーキックに関する「ありがちな誤解」を整理しておきましょう。

❌ よくある誤解①:

「フリーキックは全部、直接ゴール狙える!」

実際は違います。
フリーキックには「間接」と「直接」の2種類があり、間接フリーキックでは直接ゴールしても得点になりません。特にオフサイドやGKの反則などから再開されるキックは間接です。

❌ よくある誤解②:

「ペナルティエリア内のファウル=全部PKでしょ?」

➡ 実はこれも違います。
直接フリーキックの対象となるファウルがペナルティエリア内で起きた場合はPK(ペナルティキック)になりますが、
間接フリーキックの反則(GKの6秒ルール違反など)がエリア内で起きた場合は、ゴールからかなり近い場所からの間接フリーキックが与えられます。

※この場面では壁をゴールライン上に作ることもあり、観客がざわつくことも多いです!

❌ よくある誤解③:

「誰も触れてなくてもゴールが入ったら点になるでしょ?」

➡ 間接フリーキックでは誰かが触れなければゴールは無効です。
審判が片手を上げていたら「間接FK」なので、そのまま入っても得点にはなりません。

✅ 知っておきたい豆知識

  • 審判が片手を上げたままの間は「まだ得点できないよ」のサイン
  • 選手もこの合図を見て、ゴールを直接狙うかパスを使うかを判断しています

細かなルールを理解しておくと、「なぜ今のゴールは無効になったのか?」という場面でも納得できます。
初心者の方も、このような誤解を一つひとつ解消していくことで、より深くサッカーを楽しめるようになりますよ!

⑥ℚこれは直接? これはゴール? フリーキック判定クイズℚ

ℚ.次の4つのクイズに対して〇か✖で答えを考えてみてください💡(解答はまとめパート最後)

①クイズ難易度★☆☆☆☆ 1

「直接フリーキック」の場面で味方選手がそのままゴールを狙って得点が認められた。

②クイズ難易度★★☆☆☆ 2

オフサイドの反則が適用された時のプレー再開方法は「間接フリーキック」である。

③クイズ難易度★★★☆☆ 3

GK(GP)は味方が足で返したバックパスを手でキャッチしたため反則を取られた。その際のプレー再開方法は相手チームの「間接フリーキック」だった。

クイズ難易度★★★☆☆ 3

「間接フリーキック」の場面でゴールに向かってボールを蹴り、相手選手にボールが当たってゴールに入ったので得点が認められなかった。

⑦ まとめ|フリーキックの違いを知ると観戦がもっと面白くなる!

今回はサッカーにおける「直接フリーキック」と「間接フリーキック」の違いについて解説しました。

ポイントをおさらいすると…

✅ 直接フリーキック

  • そのままゴールを狙える
  • 危険なファウルやハンドなど、重大な反則で与えられる
  • 審判は手を上げずに再開(すぐ蹴ってOK)

✅ 間接フリーキック

  • 誰かが触れないと得点にならない
  • オフサイドやGKの技術的反則など、比較的軽い違反で与えられる
  • 審判は片手を上げたまま再開

この2つの違いを知っておくだけで、サッカー観戦中の理解度がグッと深まります。
特に審判のジェスチャーに注目すると、反則の種類やプレーの意図も読みやすくなりますよ。

「なぜ今のゴールは無効なの?」
「なんで壁を作っているの?」
そんな疑問がスッと解決できるようになれば、もうサッカー観戦初心者は卒業です!


今後もルールや用語の解説をわかりやすく発信していきますので、ぜひ他の記事もチェックしてみてください!

フリーキック判定クイズの解答&解説はこちら

①解答:〇

解説:直接フリーキックの時はゴールが認められます。

②解答:〇

解説:オフサイドの反則後のプレー再開方法は間接フリーキックです。

③解答:〇

解説:足でのバックパスをGKが手で扱った反則の時の再開方法は間接フリーキックです。

④解答:×

解説:間接フリーキックでボールを蹴った選手とそのボールに当たった別の選手がいて2人以上ボールに関与しているので、この場合は得点が認められます。

エイト

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💡サッカー用語をまとめた辞典機能のある記事はこちら(この記事で出てきた用語もあります)

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