【高校サッカー】記録で振り返る主要3大会の戦績|1996年度

1996年度の高校サッカーを振り返る
2002年にW杯が日韓共催で開催されることが6月に決定した年でした。
Jリーグはこれまでの2ステージ制から1シーズン制に移行した時期でもありました。長丁場のリーグ戦は鹿島アントラーズが制し、名古屋グランパスエイト、横浜フリューゲルスと続きました。
高校サッカーは各大会でサッカー強豪校が安定した力を見せた年でもあり、インターハイは清水商業、全日本ユースは鹿児島実業、選手権は市立船橋がそれぞれ優勝しました。
それでは主要大会の記録を振り返ります。
全国高校総体(インターハイ)サッカー競技

引用:97高校サッカー年鑑
山梨県で開催されたインターハイは清水商業と帝京の2年ぶり決勝対決の顔触れ。清水商業が終始ゲームを優位に進め、通算最多優勝に並ぶ4度目の総体制覇。ベスト4は地元韮崎と桐光学園となった。
高円宮杯 第7回全日本ユースサッカー選手権大会

引用:97高校サッカー年鑑
現在のプレミアリーグの前身大会として知られる全日本ユース選手権。高体連所属の高校サッカーチームとJCY所属のクラブユースチームがカテゴリーの枠を越えて対戦し、日本一を決める大会。
1989年から2002年までの出場権は高校チームが全国9地域の地域大会優勝チーム、クラブチームはクラブユース選手権の上位5チーム、その他に前年度の全日本ユースと高校選手権優勝チームの所属地域から1チームずつの計16チームが参加し、トーナメント方式で争った。
全日本ユース決勝は鹿児島実業と東福岡の九州勢対決。接戦を勝ち上がってきた鹿児島実業が決勝は大差で全国制覇を達成した。2冠を狙った清水商業は準決勝で敗戦。ベスト4に九州勢が3校残る結果となった。
第75回 全国高校サッカー選手権大会

引用:97高校サッカー年鑑
市立船橋と桐光学園の関東勢対決となった決勝戦。2点を奪った市立船橋が桐光学園の反撃を1点に抑え2年ぶりの全国制覇を達成した。中村俊輔擁する桐光学園は一歩及ばなかったが、総体もベスト4に入っており、十分なインパクトを与えた。徳島商業は準決勝までの4試合を3PK勝ちで接戦を制した。
この年のピックアップ選手 ~輝きを放ち飛躍へと~
北嶋 秀朗(きたじま ひであき)
市立船橋では1年時から活躍し、高校選手権大会通算16ゴールを挙げ、当時の通算最多得点記録であった。卒業後は柏レイソルのエースとして日本代表にも選出。引退後は指導者として活躍の場を広げた。
中村 俊輔(なかむら しゅんすけ)
桐光学園を全国の強豪に導いた立役者。その後の活躍は誰もが知る通りの日本サッカー界のレジェンド。国内外で活躍し、特にフリーキックは世界的な評価も高く、各メディアの名キッカーランキングに選出されている。日本代表98試合出場24得点。
都築 龍太(つづき りょうた)
強豪国見の正GK。Jリーグではガンバ大阪や浦和レッズでプレー。2007年には浦和のACL優勝、クラブW杯3位に貢献。元日本代表。引退後は政治の道を歩み活躍している。

他には黄金世代の小野伸二、高原直泰、稲本潤一、小笠原満男、遠藤保仁、中田浩二らが2年生として活躍していました!
今回は1996年度の振り返りでした。次回もお楽しみに!

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