キックオフからドロップボールまで!「プレーの開始およびプレーの再開」で定められるサッカー再開の基本|競技規則第8条

「試合はここから始まる!ルールを知れば再開もスマートに」
サッカーの試合は、笛の音とともにボールが動き出し、全員がピッチで躍動します。しかしその最初の一蹴りや、試合中に再開されるたびのプレーにも、厳密なルールがあることをご存じでしょうか?
競技規則第8条は、「プレーの開始および再開」に関するすべての基本を定めた重要な項目です。キックオフ、ドロップボール、そして新たに導入されたルールなど、試合の流れを左右するシーンが詰まっています。
この記事では、最新の改正内容も交えながら、第8条のポイントと注意点をわかりやすく解説します。ルールを知れば、試合の見方も、プレーの仕方ももっとスマートになります!
💡サッカーフィールドの奥深い世界を解説した記事はこちら↓

「第8条はサッカーの“節目”を決めるルール」
サッカーの競技規則は17条までありますが、その中で第8条は「プレーの開始と再開」を定めた条文です。つまり、試合開始のキックオフ、ゴール後の再開、偶発的にボールが止まったときの再開方法など、試合の“節目”をどう進めるかを決めています。
このルールがあることで、試合の流れが公平かつスムーズに保たれ、混乱や無駄な時間のロスを防ぐことができます。サッカーの試合は90分の中で何度も止まり、再開されます。そのたびにこの第8条が適用されているのです。
サッカーを深く理解するためには、この「節目のルール」を知ることが欠かせません。次のパートでは、最新の改正点や具体的な再開方法について見ていきましょう。
③「まずはおさらい!第8条で定められている再開方法」
ここで、最新改正を知る前に、まずは第8条がもともと定めている「プレーの開始および再開」の基本を確認しておきましょう。サッカーの試合中、ボールが止まるたびに、このルールが適用されます。
主な開始・再開方法
- キックオフ
試合開始時、後半開始時、ゴールが決まった後にセンターマークからボールを蹴り出して始めます。 - ドロップボール
審判がプレーを止める必要があったが、どちらの反則でもない場合に使われます。最後にボールに触れたチームの競技者の1人にボールをドロップし再開します。 - プレーの一時中断後
例えば、怪我人の救護や予期しない外的要因(ボールが破損した、観客が入ってきたなど)で中断した場合も、この第8条に基づいて再開します。
これらの基本ルールを理解しておくと、試合の流れをよりスムーズに楽しむことができますし、最新の改正ポイントもより一層理解しやすくなります。
④「2025/26年とこれまでの改正でどう変わった?再開ルールの最新ポイント」
サッカー競技規則第8条は、毎年のIFABによる見直しで細かく調整されてきましたが、2025/26年シーズンに向けて注目の改正がいくつか加えられました。主なポイントは以下の通りです。
- ドロップボールの整理
ペナルティエリア内でのドロップボールは、必ず守備側ゴールキーパーに渡す形に統一されました。これにより、不必要な競り合いや混乱を防ぎ、公平な再開が保証されます。 - キックオフの動作明確化
キックオフの際に、ボールを“はっきりと動かす”ことが強調されました。これにより、形式的なタッチではなく、試合が確実にスタートするよう求められます。 - キーパーのボール保持時間への新規制
関連する改定として、ゴールキーパーがボールを長時間保持することで試合が遅延する問題に対し、8秒を超えて保持した場合に相手チームにコーナーキックが与えられる、というルールが新たに導入されました(従来は6秒を超えると間接フリーキック)。
💡2025/26シーズン最新ルール「8秒ルール」の関連記事はこちら↓

これらの改正は、試合のテンポを保ちつつ、無駄な時間稼ぎを減らし、観戦する側にもプレーする側にも公正でスムーズな進行を実現することが狙いです。
⑤「実務で気をつけたい!再開時のポイントと注意点」
第8条のルールや改正内容を理解したら、実際の試合でどのように活用すればいいかも知っておきたいところです。ここでは、審判・選手それぞれの立場で注意しておくべきポイントをまとめます。
🧑⚖️ 審判のチェックポイント
- キックオフでボールが“はっきりと”動いているかを確認する
- ドロップボールは適切な位置と選手に与える(特にペナルティエリア内の場合はGKへ)
- GKのボール保持時間をカウントし、8秒を超えた場合に正しく対応する
🧑💼 選手・チームの注意点
- キックオフの際、ボールがしっかり動く前に走り出さない
- ドロップボールの際は、相手チームの選手にぶつかる危険があるためフェアに対応する
- GKは遅延行為に注意し、保持時間を意識する
試合の再開シーンでは、ルール違反やマナー違反が目立ちやすいものです。正しい知識と準備があれば、無用な警告や反則を防ぎ、チーム全体の印象も良くなります。
⑥「再開ルールを理解して、スマートな試合運びを!」
サッカー競技規則第8条は、試合の開始や再開のたびに適用される重要なルールです。キックオフ、ドロップボールなど、一見地味ながら試合の流れを大きく左右する場面で活躍します。
2025/26年の改正では、ドロップボールの明確化やGKの保持時間の見直しなど、よりスムーズで公平な試合運びを促す変更が加わりました。今後も、試合のテンポを高めるためのルール改正は続いていくでしょう。
ルールを理解していれば、選手も審判も無駄な混乱や警告を避けることができ、試合に集中できます。観戦する側も、試合の裏側で繰り広げられる細かな駆け引きを楽しめるようになります。
サッカーは、ルールを知ることでさらに奥深くなるスポーツです。これを機に、第8条のポイントをしっかり押さえて、次の試合で役立ててみてください!
💡初心者も経験者もこれ一択!サッカー用語をまとめた辞典機能のある記事はこちら↓(この記事で出てきた用語もあります)

💡サッカーの基礎技術「ドリブル」の関連記事はこちら↓


この記事が参考になったよという方はXのフォロー、サイトのブックマークなど応援してくださると、とても嬉しいです😄
↓ランキングに参加しています♬良かったら覗いてみてください↓

にほんブログ村
コメント