【高校サッカー】記録で振り返る主要3大会の戦績|1997年度

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1997年度の高校サッカーを振り返る

ジョホールバルの歓喜と呼ばれた日本代表のW杯初出場を決めた1997年。延長Vゴールで決着がついた1戦に日本中が歓喜に湧きました。

高校サッカーは後の黄金世代と言われる選手たちが最終学年を迎え、東福岡史上初の高校3冠(総体・全日本ユース・選手権)の偉業を達成。特に選手権決勝は雪が降りしきる白銀のピッチで行われ、高校サッカーの歴史の中でも語り継がれる1戦となりました。

それでは主要大会の記録を振り返ります。

全国高校総体(インターハイ)サッカー競技

                                   引用:97高校サッカー年鑑

京都府で開催された今大会決勝は東福岡帝京の顔触れとなり、東福岡が前半10分で2点を先制。試合を優位に進めるも帝京が3点を奪い返し逆転に成功。帝京はそのまま逃げ切りを果たしたかったが、退場者を出してしまいそこから東福岡が2点をもぎ取り初の全国制覇を達成。

ベスト4進出は国見、市立船橋となりサッカー強豪校と言われるチームが文字通りの実力を示した大会でした。

高円宮杯 第8回全日本ユースサッカー選手権大会

                                  引用:97高校サッカー年鑑

現在のプレミアリーグの前身大会として知られる全日本ユース選手権。高体連所属の高校サッカーチームとJCY所属のクラブユースチームがカテゴリーの枠を越えて対戦し、日本一を決める大会。

1989年から2002年までの出場権は高校チームが全国9地域の地域大会優勝チーム、クラブチームはクラブユース選手権の上位5チーム、その他に前年度の全日本ユースと高校選手権優勝チームの所属地域から1チームずつの計16チームが参加し、トーナメント方式で争った。

東福岡と天才・小野伸二擁する清水商業が勝ち上がった決勝戦。インターハイ決勝と同様に点の取り合いとなったが、東福岡が総合力で全日本ユース初制覇。インターハイとの2冠となり、選手権を迎えることとなった。

第76回 全国高校サッカー選手権大会

                                           引用:97高校サッカー年鑑

インターハイ決勝と同じカードとなった決勝戦。リベンジを果たしたい帝京だったが、返り討ちに合い、東福岡が歴史に残る雪のピッチで帝京を退け、史上初の高校3冠に輝いた。ベスト4に進出した丸岡は準々決勝までの4試合で3試合がPK勝ちと接戦を制しての勝ち上がりだった。

この年のピックアップ選手 ~輝きを放ち飛躍へと~

本山 雅志(もとやま まさし)

高校3冠に大きく貢献した東福岡のエース。鹿島アントラーズに入団後も長きに渡り主力選手として活躍。数多くのタイトルをチームにもたらした。フル代表は主にジーコジャパン時に召集され国際Aマッチ出場28試合。40歳を超えても現役を続け2023シーズンで引退。

小野 伸二(おの しんじ)

清水商業の絶対的エース。高校3年間で選手権全国には縁が無かったが、2年時にインターハイ・国体制覇。3年時には国体連覇に貢献。卒業後は国内外の多くのチームで中心選手として活躍。フル代表でもW杯に3大会連続で出場した。18歳272日のW杯出場は日本代表での最年少記録。

中田 浩二(なかた こうじ)

常勝軍団帝京のキャプテン。高校3年間で悲願の全国制覇は叶わなかったが、同期の本山、小笠原らとともに鹿島アントラーズでは数多くのタイトルを獲得した。フランス、スイスへの海外リーグも経験し、フル代表ではトルシエ監督に重宝されW杯に出場。引退後もサッカー解説など幅広い分野で活躍している。

エイト

他には小笠原満男高原直泰稲本潤一遠藤保仁など黄金世代と呼ばれる選手たちが活躍しました!

今回は1997年度の振り返りでした。次回もお楽しみに!

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