【高校サッカー】記録で振り返る主要3大会の戦績|1999年度

1999年度の高校サッカーを振り返る
1999年は小野、高原、遠藤、稲本、小笠原などの黄金世代がワールドユースで準優勝し、この年代の選手達も「次は俺たちが!」と意気込み、サッカーに打ち込んでいたのではないでしょうか。
1999年度も偉大な先輩達に近づくべく、各大会で熱き戦いが繰り広げられました。主要大会を振り返っていきます。
全国高校総体(インターハイ)サッカー競技

引用:2000高校サッカー年鑑
サッカー強豪校が一堂に会し岩手県で開催された今大会は、広島皆実と八千代が決勝に勝ち上がり、どちらも一歩も引かない展開の中決着がつかず、インターハイ史上初の両校優勝という形で幕を閉じた。両校ともに嬉しい初優勝。多々良学園も初のベスト4進出と躍進した。
高円宮杯 第10回全日本ユースサッカー選手権大会

引用:2000高校サッカー年鑑
現在のプレミアリーグの前身大会として知られる全日本ユース選手権。高体連所属の高校サッカーチームとJCY所属のクラブユースチームがカテゴリーの枠を越えて対戦し、日本一を決める大会。
1989年から2002年までの出場権は高校チームが全国9地域の地域大会優勝チーム、クラブチームはクラブユース選手権の上位5チーム、その他に前年度の全日本ユースと高校選手権優勝チームの所属地域から1チームずつの計16チームが参加し、トーナメント方式で争った。
前年までプレ大会を含み10年連続で高体連所属の高校チームが制していたが、今大会はジュビロ磐田ユースがクラブチーム勢初の全国制覇。ベスト4進出も全てクラブユース勢が占め、クラブチームと高校チームの実力が拮抗を成してきた転換期に位置付けられるのかもしれない。
第78回 全国高校サッカー選手権大会

引用:2000高校サッカー年鑑
市立船橋が史上初の6試合連続無失点で優勝という偉業を成し遂げた選手権大会。戦後初の3連覇を目指した東福岡は3回戦で優勝した市立船橋に完敗。準決勝では市立船橋とPK戦の死闘を演じた前橋育英は惜しくも敗れたが、2年連続国立に進むことができ確かな成長の跡を残した。
この年のピックアップ選手 ~輝きを放ち飛躍へと~
羽田 健司(はねだ けんじ)
選手権で優勝した市立船橋のキャプテン。卒業後は鹿島アントラーズに入団。翌年のワールドユースではU-20日本代表のキャプテンを務める。足首の怪我により長期戦線離脱したが、復帰後はセレッソ大阪などでチームに貢献した。2025年現在はU-23日本代表のコーチを務める。
松井 大輔(まつい だいすけ)
準優勝した選手権で鹿児島実業の10番をつけてプレーした松井大輔。京都パープルサンガからフランス2部のル・マンに移籍。1部リーグへの昇格に貢献した。その後はフランス国内で移籍を繰り返し、2010南アフリカW杯に出場。全4試合でスタメン出場する活躍。2023シーズンで現役を引退した。
前田 遼一(まえだ りょういち)
暁星高校では2・3年時にインターハイ全国を経験。Jリーグではジュビロ磐田に長年在籍し、2009、2010年と得点王に輝いた。2年連続得点王はJリーグ史上初の快挙。フル代表にも召集され、日本を代表するプレーヤーにまで上り詰めた。2025年現在はフル代表のコーチを務めている。

他にも田中マルクス闘莉王、佐藤勇人・佐藤寿人の佐藤兄弟や森崎和幸・森崎浩二の森崎兄弟、駒野友一などが活躍した年代でした!
今回は1999年度の紹介でした。次回もお楽しみに!

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