【サッカーW杯アジア最終予選】6月シリーズの展望、勝敗予想などを徹底分析!

【1】6月のW杯アジア最終予選へ──日本代表が再始動!
3月シリーズで見事世界最速での本大会出場を決めた日本代表。本大会へ向け、新たな戦力の発掘など大事な2連戦が待ち受けています。
日本代表は、6月5日(木)にオーストラリア戦、6月10日(火)にインドネシア戦が予定されています。
特にオーストラリア戦は、FIFAランキングポイント獲得に影響するタフなアウェー戦。インドネシア戦も、ホームでのアドバンテージがありますが、決して油断できる戦いではありません。対戦する両国はW杯の切符を掴み取るべく必死に挑んでくるでしょう。
5月23日(金)に発表された最新の日本代表メンバーには、既存の主力メンバーに加えて新戦力や復帰組も名を連ね、本大会を見据えた戦力の見極めが整ってきました。
この記事では、
- 最新メンバーの紹介と注目選手
- スタメン予想と戦術的ポイント
- 対戦相手の分析と勝敗予想
を中心に、6月の最終予選を徹底展望します!
ぜひ最後までチェックして、あなたの「予想」や「注目ポイント」もコメント欄で教えてください!
【2】日本代表メンバー発表のポイント(5月23日発表)
2025年5月23日、森保一監督は6月のW杯アジア最終予選に臨む日本代表メンバー27名を発表しました。既に本大会出場を決めている中での2連戦は、若手の台頭とチームの底上げを図る絶好の機会となります。
【グループCの戦績表】

引用元:サッカーダイジェスト
🔄 大幅なメンバー変更と初招集選手
今回の招集では、前回から14名を入れ替え、7名が初招集されました。特に注目すべきは、以下の初招集選手たちです。
- 鈴木 淳之介(湘南ベルマーレ)
- 熊坂 光希(柏レイソル)
- 俵積田 晃太(FC東京)
- 佐藤 龍之介(ファジアーノ岡山)
- 平河 悠(ブリストル・シティ/イングランド)
- 三戸 舜介(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)
- 佐野 航大(NECナイメヘン/オランダ)

これらの選手は、国内外での活躍が評価され、代表初選出となりました。特に、佐野航大選手は兄・佐野海舟選手との兄弟同時選出となり、話題を集めています。
🔙 復帰組の存在感
また、以下の選手たちが代表に復帰しました:
- 町田 浩樹(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)
- 渡辺 剛(KAAヘント/ベルギー)
- 大橋 祐紀(ブラックバーン・ローヴァーズ/イングランド)
- 森下 龍矢(レギア・ワルシャワ/ポーランド)
- 佐野 海舟(マインツ05/ドイツ)
- 細谷 真大(柏レイソル)
- 鈴木 唯人(SCフライブルク/ドイツ)
これらの選手は、それぞれのクラブでの活躍を経て、再び代表の舞台に戻ってきました。特に、鈴木唯人選手はSCフライブルクへの移籍が決まり、昨年6月以来の代表活動となる中で注目されています。
🧱 継続招集の主力選手たち
一方で、以下の主力選手たちは引き続き招集されています:
- 遠藤 航(リバプールFC/イングランド)
- 鎌田 大地(クリスタル・パレス/イングランド)
- 久保 建英(レアル・ソシエダード/スペイン)
- 鈴木 彩艶(パルマ・カルチョ/イタリア)
- 中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)
これらの選手は、チームの中心としての役割が期待されています。
🔍 招集見送りとなった選手たち
一方で、以下の選手たちは、シーズンの疲労やコンディションを考慮して招集が見送られました:
- 三笘 薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)
- 堂安 律(SCフライブルク/ドイツ)
- 南野 拓実(ASモナコ/フランス)
- 板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)
- 守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)
- 伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
- 田中碧(リーズ・ユナイテッド/イングランド)
- 上田綾世(フェイエノールト/オランダ)
- 前田大然(セルティック/スコットランド)
これらの選手の不在は、若手選手たちにとってはチャンスとなり、チーム内競争の活性化が期待されます。
【6月シリーズ召集メンバー】5/23発表
▼GK
大迫敬介(サンフレッチェ広島)
谷 晃生(FC町田ゼルビア)
鈴木彩艶(パルマ/イタリア)
▼DF
長友佑都(FC東京)
渡辺 剛(ヘント/ベルギー)
町田浩樹(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)
瀬古歩夢(グラスホッパー/スイス)
関根大輝(スタッド・ランス/フランス)
鈴木淳之介(湘南ベルマーレ)※
高井幸大(川崎フロンターレ)
▼MF/FW
遠藤 航(リバプール/イングランド)
大橋祐紀(ブラックバーン/イングランド)
鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド)
森下龍矢(レギア・ワルシャワ/ポーランド)
町野修斗(ホルシュタイン・キール/ドイツ)
中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)
佐野海舟(マインツ/ドイツ)
平河 悠(ブリストル・シティ/イングランド)※
熊坂光希(柏レイソル)※
久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
細谷真大(柏レイソル)
鈴木唯人(ブレンビーIF/デンマーク→フライブルク/ドイツ)
藤田譲瑠チマ(シント=トロイデンVV/ベルギー)
三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)※
佐野航大(NECナイメヘン/オランダ)※
俵積田晃大(FC東京)※
佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)※
※=初招集
【3】注目選手ピックアップ──6月シリーズのキーマンたち
今回の日本代表メンバーは、若手と経験者がバランスよく組み合わさった構成。その中でも、6月の2連戦で活躍が期待される注目選手をピックアップして紹介します。
久保 建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
今季のラ・リーガでもチームの主軸として活躍。得点力とチャンスメイクを兼ね備えた久保は、攻撃の中心として大きな期待がかかります。特に森保監督からも「若い選手のリーダー役として、同世代の選手として接してもらえれば、いろいろなものを見せてくれれば」ということで召集したと語っていることから、久保選手への信頼感が伺えます。
特にオーストラリア戦のような強度の高い試合で、個人技と冷静な判断力をどれだけ発揮できるかが鍵となりそうです。
佐野 海舟(マインツ/ドイツ)
プレースタイルは地味ながらも、守備的MFとしての守備力と配球力に定評あり。代表では遠藤航の後継者としての評価も高まりつつあります。ブンデスリーガで総走行距離393.7kmでリーグ1位の快挙、デュエル勝利数でも4位とブンデス挑戦1年目に大きな飛躍を果たしました。※デュエル:サッカーにおける1対1でのプレー状況
6月シリーズでは、中盤のバランスを担う存在として、先発起用も視野に入っている注目株です。

遠藤選手とのスタメンが実現すれば、世界最高レベルのボール奪取能力を誇るダブルボランチが誕生!
佐野 航大(NECナイメヘン/オランダ)★初招集
兄・海舟とともに“佐野兄弟招集”が実現! 航大はオランダで確かな成長を見せ、テクニカルなパスワークと推進力が持ち味。クラブでは複数ポジションを任され、ポリバレント能力も高い選手です。※ポリバレント:サッカーにおける複数ポジションをこなせる選手
初のA代表戦でどのようなインパクトを残すか、注目が集まります。

兄・海舟との同時出場となれば2006年の佐藤寿人・勇人以来19年ぶりの快挙となります。
鈴木 唯人(SCフライブルク/ドイツ)★復帰組
昨年6月以来の代表復帰。クラブでは主力として得点にも絡んでおり、今がキャリアの上昇気流。自身も移籍のステップアップとの相乗効果を狙いたい。
ドリブル突破とゴール前での存在感を発揮できれば、攻撃のキーマンとして定着する可能性を秘めています。
この他にも、初招集の三戸舜介(スパルタ)、平河悠(ブリストル)、経験値の高い遠藤航、鎌田大地など、ポジションごとに見どころは満載です。
【4】予想スタメン&戦術展望──森保ジャパンの狙いは?
6月シリーズではすでにW杯出場権を確保していることから、チームの完成度を高める新戦力の見極め、戦術理解度の向上などチームの底上げを図る意味合いも強く、メンバー選考からもその意図が見て取れます。ここでは、オーストラリア戦・インドネシア戦それぞれの予想スタメンと戦術的な見どころを紹介します。
🧠 オーストラリア戦(6/5)の予想スタメン
- フォーメーション:3-4-2-1

▶ 戦術展望
- 強度・対人に長けたオーストラリア相手には、後方からのビルドアップとサイドの崩しがカギ。
- 久保・鈴木唯人のシャドーを起点に、2列目からの飛び出しやサイドからの崩しにかかる構図。
- 遠藤&佐野のダブルボランチは、セカンドボール回収などの守備安定と配球の両立を狙う。
🧠 インドネシア戦(6/10)の予想スタメン
- フォーメーション:3-2-4-1

▶ 戦術展望
- ブロックを敷いてくる想定のインドネシアに対しては、ポゼッション重視で押し込みながら崩す戦い。
- 若手主体でもリズムを作ることが重要で、バランスが問われる。
- 細谷のポストプレー、森下・三戸の推進力に期待。
⚔ “テスト”と“勝利”の両立をどう図るか?
- 特に2戦目のインドネシア戦は、ローテーションや若手起用が想定され、チーム全体の底上げがテーマとなりそうです。
- 一方、オーストラリア戦は現状のベストメンバーで臨み、新戦力の見極めが目的に。
【5】対戦相手の戦力分析──オーストラリア&インドネシアの現在地
6月の2連戦で対戦するオーストラリアとインドネシアは、それぞれ異なるスタイルと戦術で日本に挑んできます。ここでは、両チームの最新の戦力状況と注目ポイントを分析します。
オーストラリア代表:堅守速攻のリアリスト
オーストラリアは、現在3勝1敗4分の勝点13と日本に次ぐ2位に位置付けています。3位のサウジアラビアとは勝点3差、得失点は9差あるため、この2連戦で1勝すれば自動でW杯本大会への出場が決まる2位を確保できる公算が強い状況ですが、この2連戦は日本とサウジアラビアとの対戦、しかも直接対決のサウジアラビア戦はアウェーでの戦いとなることから数字上の有利な状況からは一転、簡単ではないタフな戦いを強いられそうです。
アジア最終予選のスタート2試合を1分1敗と低迷したオーストラリア代表はアーノルド監督が辞任。10月からサンフレッチェ広島で5シーズンのプレー経験もあるトニー・ポポヴィッチ監督が就任して以降、3勝3分と完璧に持ち直し、堅実な守備とカウンターを基調とした戦術を採用しています。フォーメーションは「3-4-3」をベースに、守備時には「5-4-1」のブロックを形成し、相手の攻撃を封じ込めるスタイルです。
中盤のジャクソン・アーバインは、攻守にわたるキープレーヤーとして存在感を示しており、攻撃面ではニシャン・ヴェルピレーが得点源として注目されています。また、守備陣ではキャメロン・バージェスとGKマシュー・ライアンが中心となり、安定したディフェンスを構築しています。
インドネシア代表:欧州化を進める新興勢力
インドネシア代表は、現在2勝3敗3分の勝点9とプレーオフ圏内の4位につけています。6月シリーズでは他力本願ながら自動出場圏の2位確保のためには是が非でも2連勝したいところ。2025年に元オランダ代表のパトリック・クライファート監督が就任し、欧州スタイルの戦術を導入しています。フォーメーションは「3-5-2」を基本とし、スピードとフィジカルを活かした攻撃的なスタイルが特徴です。
近年では、ヨーロッパ出身の選手を帰化させるなど、欧州での経験を持つ選手を多数招集し、チームの強化を図っています。2025年3月のオーストラリア戦では1-5と大敗しましたが、その後のバーレーン戦では1-0で勝利を収めるなど、着実に成長を遂げています。
インドネシア代表のエース格、ラファエル・ストライクはオランダからの帰化選手で、前線からの献身的な守備とドリブル、ポストプレーとタメを作れる選手。守備ではこちらもオランダからの帰化選手、マールテン・パエスは身長191cmでスケールの大きさ、抜群の反応と守備範囲を誇り、ビッグセーブを連発します。
【6】試合展望と勝敗予想──2連戦のシナリオを読む
ワールドカップアジア最終予選の山場とも言える6月シリーズ。ホームでの2連戦となる今回は、日本代表の成熟度と選手層の厚さが試される試合になります。ここでは、それぞれの試合の展望と勝敗予想をまとめます。
オーストラリア戦(6/5@オーストラリア/パース)
堅守速攻が持ち味のオーストラリアに対して、日本はポゼッションを高めながらも、攻め急がず隙を突く冷静な崩しが求められます。守備陣が集中を保ち、久保や鈴木を中心としたMFのコンビネーションが試合の鍵を握ります。
ただ、オーストラリアもロングボールとセットプレーで得点を狙うため、一瞬の隙には要注意。
また、試合終盤には両チームとも選手を入れ替え、試合のテンポが変わる可能性があります。

スコア:1-1(引き分け)予想!
インドネシア戦(6/10@パナソニックスタジアム吹田)
格下と見られがちなインドネシアですが、スピード感あるカウンターは侮れず、立ち上がりの守備バランスがポイントになります。日本は細谷、三戸、森下ら若手中心のスタメン起用も予想され、攻撃的なスタイルで主導権を握る展開が理想です。
試合が進むにつれて日本の技術力が上回り、スペースが広がる後半には追加点のチャンスも増えていく展開が予想されます。

スコア:3-1(日本勝利)予想!
2戦合計で勝点4という結果が実現すれば、W杯本大会へ向けての弾みとなるだけでなく、選手層の強化と戦術理解度の確認という意味でも、大きな収穫が期待できます。
【7】まとめ──2連戦で見せたい“強い日本”の現在地
6月のワールドカップアジア最終予選2連戦は、すでに出場権を得ている日本にとって、「内容にこだわる試合」となります。
オーストラリアとの一戦では、強豪相手にどれだけ“自分たちのサッカー”を貫けるかが試され、インドネシア戦では、若手中心の構成でも勝ち切る総合力が問われます。
特に注目したいのは、チーム内競争の激化と戦術の成熟度。
新戦力の台頭とともに、久保建英や遠藤航といった核となる選手たちがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、サポーターとして目が離せない試合が続きます。
日本代表がこの2試合を通じて、どんなメッセージを世界に向けて発信するのか。
ワールドカップ本大会への道のりは続きますが、まずはこの6月シリーズで「強さ」と「可能性」を示すことが、次のステップへの大きな布石になるはずです。
✅ 試合日程のおさらい
- 6月5日(木) 日本 vs オーストラリア(オーストラリア/パース)20:10キックオフ予定 DAZNライブ配信
- 6月10日(火) 日本 vs インドネシア(パナソニックスタジアム吹田)19:35キックオフ予定 テレビ朝日系列/DAZNライブ配信予定
この記事が、試合観戦前の予習や日本代表への理解を深めるきっかけになれば幸いです!

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