【サッカールール】ボールインプレーとアウトオブプレーの正しい判定基準|競技規則第9条

目次

①「ボールが止まっても、試合は止まらない? ― サッカー第9条が決める“プレーの境界線”」

サッカーの試合でボールがサイドラインやゴールラインを越えたとき、あるいは審判に当たったとき、プレーが続くのか止まるのか迷ったことはありませんか?
その答えを明確にしているのが、競技規則第9条「ボールインプレーおよびボールアウトオブプレー」です。

一見シンプルに見えるこのルールですが、実は審判の判断や最新の規則改訂によって細かく定義され、試合の流れに大きな影響を与える重要な条文です。
この記事では、2025–26年の改訂ポイントも踏まえながら、ボールが「イン」か「アウト」かを決める基準と、その意味をやさしく解説していきます。

💡ボールインプレー、アウトオブプレーに大きな関わりのある副審など解説した記事はこちら↓

②「ボールインプレーとアウトオブプレーの定義は、たったこれだけ!」

サッカーの試合で「プレーが続いているかどうか」を決めるのは、実はとてもシンプル。
規則第9条では、次のように定義されています。

🔷 ボールアウトオブプレー(プレーが止まるタイミング)

  • ボールが、地上でも空中でも完全にゴールラインまたはタッチラインを越えたとき。
  • 審判がプレーを止めたとき。
  • ボールが審判に当たって、攻撃やボールの保持チームに影響が出たとき(特定の条件下)。

🔷 ボールインプレー(プレーが続いている状態)

  • ボールアウトオブプレー以外のすべての時間。
  • つまり、ボールが完全にラインを越えていない限り、まだインプレー!

このルールを知っていれば、「えっ、いまのプレー続いてるの!?」という場面でも慌てずにすみます。
次の章では、2025–26年版の最新ルール改訂ポイントを詳しく見ていきましょう!

三笘の1mm

2022カタールW杯の日本代表vsスペイン代表で話題となった場面ですが、ボールがラインにかかっているという判定でボールインプレー、日本代表の得点が認められた形になりました。まさにテクノロジーの進化が生んだゴールとして語り継がれるでしょう⚽

③「微修正でより明確に!ライン際の攻防がさらにわかりやすく」

2025–26年の競技規則改訂では、第9条(ボールインプレー/アウトオブプレー)に関して、実際の現場で迷わないための表現がさらに明確化されました。具体的な変更点を見てみましょう。

📌 主な改訂ポイント

関係者がフィールド外からボールに触れた場合の扱い
 → 間接フリーキック、かつ処罰はしない、という点も条文に追加され、審判の判断基準が明確になりました。

追加された文章
ボールは(…)フィールド内にある場合も常にインプレーである。チーム役員、交代要員、交代して退いた競
技者、退場になった競技者、または一時的に(負傷、用具を正すためなどで)競技のフィールドから離れて
いる競技者が、不正に妨害しようとする意図なく、明らかにフィールドから出ようとしているインプレー中
のボールに触れた場合、間接フリーキックが与えられるが、懲戒の罰則は与えられない。

④🔷 よくある質問(FAQ)「ライン際のプレー、もう迷わない!」

Q1. ボールがほんの少しでもラインにかかっていたら本当にインプレー?

✅ はい!
ボールのどこか一部でもラインにかかっていればインプレーです。完全にラインの外に出て、地上でも空中でもどの部分もラインに触れていない場合のみアウトオブプレーとなります。

Q2. 空中を飛んでいるボールがラインの上を通過した場合は?

✅ 空中でも地上でも、「ボールの全体が完全に外に出たかどうか」が基準です。
空中であってもラインにかかっているならインプレーです。

Q3. ベンチの選手や関係者がフィールド外からボールに触れたら?

✅ 間接フリーキックで再開します。ただし、この行為自体に警告や退場が科されることはありません。

Q4. ゴールラインを越えた場合は?

✅ ゴールラインについては、第10条で定められています。ラインにかかっていればインプレーですが、ボール全体が完全にゴールラインを越えた場合、ゴールかゴールキック(またはコーナーキック)になります。

💡 ワンポイントアドバイス

タッチラインやゴールラインに関しては、「完全に出たらアウト」と覚えましょう!1mmでもかかっていればインです。

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⑤「“1mm”の重みが試合を左右する ― 正しい理解でスムーズなゲームを」

サッカー競技規則第9条「ボールインプレーおよびボールアウトオブプレー」は、ルールの中でも特にシンプルながら重要な項目です。
今回の2025–26年の改訂では、そのシンプルさを保ちながらも、現場での迷いや混乱を減らすために表現がより明確になり、判定基準が一貫するようになりました。

🔷 本記事のポイント

✅ ラインに少しでもかかっていればインプレー
✅ 完全にラインを越えた場合のみアウトオブプレー
✅ 審判や関係者がボールに触れた場合の再開方法も明文化
✅ 判定基準の明確化で選手・審判・観客の混乱が減る

🔷 今後の展望

今後もIFABやFIFAは、テクノロジーの発展とともに、より正確で公平な判定を目指してルールをブラッシュアップしていくでしょう。
VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)や半自動オフサイド判定のように、ボールの位置や判定をサポートする技術も進化しています。

また、育成年代やアマチュアレベルでもこうした「基礎だけど大切なルール」がしっかりと浸透することが、フェアプレーの促進につながります。

✨ おわりに

「ボールが完全に出るまでは、まだプレー中。」

この一言を覚えておくだけで、あなたもピッチ上で迷わずにプレーや応援ができるはずです!
ルールを正しく理解して、よりフェアで楽しいサッカーを楽しみましょう!

💡初心者も経験者もこれ一択!サッカー用語をまとめた辞典機能のある記事はこちら↓(この記事で出てきた用語もあります)

エイト

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