【サッカーのゴールキック完全ガイド】|意外と知らないルール・戦術・よくあるミスをわかりやすく解説

① ゴールキックとは?試合を動かす最初の一歩
サッカーの試合でよく見かける「ゴールキック」。
キーパーがボールを大きく蹴り出すシーンはおなじみですが、実は重要なルールや戦術が詰まったプレーなのをご存じですか?
ゴールキックは、守備側が攻撃を始めるための大切なリスタート。
「どこから蹴るの?」「誰が蹴ってもいいの?」「なんでやり直しになることがあるの?」など、初心者が疑問に思いやすいポイントもたくさんあります。
この記事では、ゴールキックのルールや戦術、よくあるミスや見どころまで、わかりやすく解説します!
これを読めば、ゴールキックの奥深さが見えてきて、観戦がもっと楽しくなるはずです。
② ゴールキックのルール
ゴールキックが与えられるのはどんなとき?
ゴールキックは、相手チームが最後に触れたボールが自チームのゴールラインを越えたが、ゴールにはならなかった場合に与えられます。
例えば、相手のシュートがゴール枠を外れてゴールラインを越えたときなどが典型的です。
※自チームの選手が最後に触ってゴールラインを越えた場合は、コーナーキックになります。

ゴールキックはどこから蹴る?
ゴールキックは、ゴールエリア(6ヤードボックス)の中の任意の位置から蹴ることができます。
ゴールエリアの線上にボールを置いてもOKです。

誰が蹴ってもいいの?
ゴールキックは、主にゴールキーパーが蹴ることが多いですが、フィールドプレイヤーが蹴ることもルール上問題ありません。
チームの戦術や選手の得意不得意で決められます。
相手選手はどこまで近づける?
ゴールキックの際、相手チームの選手はボールが蹴られてインプレーになるまでペナルティエリアの外に出て待たなければなりません。
もし相手選手がペナルティエリア内にいてプレーに関わった場合、やり直しになります。

ボールがインプレーになるのはいつ?
ゴールキックは、ボールが蹴られ、明らかに動いた時点でインプレーになります。
※以前はペナルティエリアの外に出てからでないとインプレーになりませんでした。
③ ゴールキックの目的と戦術
ゴールキックは攻撃のスタート
ゴールキックは、単なる「守備側のリスタート」ではなく、攻撃の第一歩です。
ボールを大きく蹴り出して前線の味方に繋げるのか、後方からゆっくりパスを回して攻め上がるのか、チームの戦術によって方法が変わります。

ロングキックとショートパスの使い分け
🔷 ロングキック
ゴールキーパーが大きく前方へ蹴り出し、前線の選手が競り合うスタイル。
相手陣内に素早くボールを運びたいときや、前線に強い選手がいる場合に有効です。
🔷 ショートパス
ゴールキックを近くのディフェンダーに短くパスして、後ろからボールを繋いでいくスタイル。
特に近年のサッカーでは、ビルドアップ(後方からの組み立て)を重視するチームが増えており、ショートパスで攻める場面が多く見られます。
ゴールキックからのカウンター
ゴールキックは相手の陣形が整っていないタイミングで行われることもあるため、一気にカウンターにつなげるチャンスでもあります。
ロングキックで裏のスペースに走る味方を狙うなど、スピーディーな攻撃も可能です。
近年の戦術トレンド
近年は、ゴールキックからの「ビルドアップ」に力を入れるチームが増え、相手をおびき寄せて空いたスペースを使う戦術が見られます。
一方で、相手のプレッシャーが強い場合はリスクを避け、シンプルに前に蹴り出すチームもあります。
試合展開や相手の戦術によって柔軟に使い分けるのがポイントです。
④ よくあるミス・注意点
近くにいる味方に短いパスを出したときに受け手が勘違いして手で触ってしまう
ゴールキックの際、ゴールエリア内であればどこからでもゴールキックから試合を再開できますが、そのゴールキックによるパスの距離が短いと、パスを渡された味方が「あなたがゴールキックを蹴って」というメッセージと受け取り手で触ってしまうケースがあります。(この場合相手チームにPKが与えられてしまいます)
そのときの状況確認や声がけ、サポートなどが必要な場面です。
また、一度蹴られたボールに対して安易に手で扱わないよう注意が必要です。(足で扱っていれば少なくともPKにはなりません)
相手にすぐボールを奪われる
ショートパスでつなごうとしたものの、相手のプレスに引っかかってすぐ奪われてしまうケースもよくあります。
ゴール前は危険なエリアなので、無理に繋がずに安全に大きく蹴りだす判断も大切です。
ゴールキックのやり直し
ゴールエリアの外からのゴールキックやボールを静止させないで蹴った場合はやり直しになります。
⑤ 有名なゴールキックの例
ゴールキーパーの精度の高いパスが話題に
近年では、ゴールキーパーがゴールキックで味方DFやMFに正確にショートパスを出し、ビルドアップの起点になる場面が増えました。
例えば、マンチェスター・シティのエデルソンのように、ゴールキックから完璧なロングパスを通してアシストするようなGKもいます。
エデルソンはゴールキックから相手ゴール前まで届くパスを出すことで知られ、度々ハイライトに登場します。
特殊な状況のゴールキック
強風でボールが戻ってきてやり直しになったり、ゴールキックを無理に繋ごうとして相手に奪われゴールされたりと、ゴールキックがきっかけで試合の流れが大きく変わったケースもあります。
こうしたドラマチックなシーンも、ゴールキックの見どころの一つです。
⑥ ただのゴールキックで終わらせるな!
ゴールキックはただのリスタートではなく、攻撃の起点にも守備のピンチにもなる重要なプレーです。
ルールや狙いを知っておくことで、試合の駆け引きや戦術がより深く楽しめるようになります。
ロングキックで一気にカウンターを狙うのか、ショートパスでビルドアップするのか、チームやキーパーの個性が表れるのも魅力。
実際の試合でもサッカー観戦をするときでも、次はゴールキックの瞬間からぜひ注目してみてください!
意外なドラマの始まりになるかもしれません。



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