【伝説の名将が選出!?】「オシムが選ぶ夢の日本代表ベストイレブンとは?|戦術家の目線で紐解く11人」

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【名将オシムなら誰を選ぶ?】夢の日本代表を考察・分析

2003年から2006年までジェフユナイテッド市原・千葉を率いた名将、イビチャ・オシム監督。ジェフ千葉を強豪チームに育て上げ、2005年にチーム初タイトルのヤマザキナビスコカップを制した手腕は、日本代表の監督をも務めることとなった。

彼の哲学は「考えて走るサッカー」で知られ、選手の思考力と判断力を重視するスタイルは、今もなお多くのファンに語り継がれています。

今回はそんなオシム監督が、―もし歴代の日本代表選手からベストイレブンを選ぶとしたら―というテーマで、夢のオシムジャパンを考察してみました。システムは3-4-3、オシムらしいサッカー戦術眼とプレースタイルに沿った人選となっています。

【オシム監督夢の日本代表ベストイレブン                   システムは3-4-3、攻撃に重視をおいたリスクを冒してでも攻める姿勢に期待

選出ポイントと分析

システムはオシムがヨハン・クライフに率いられた“ドリームチーム”と呼ばれたバルセロナのサッカーを好んでいたことから採用。3-4-3は人数をかけた攻撃を意識したシステム。FWは両ウインガーを配置し、岡崎のワントップを採用。前線から泥臭く献身的な守備で前線からのプレスを仕掛け、ワイドな展開から外からの抉り(※えぐり:サイド攻撃から敵陣深くまで切り裂く、センタリングを上げるなど)も中央へのカットインも切れ味鋭い、三笘、久保の両ウインガーが相手チームを翻弄。

中盤はダイヤモンド型に配置し、中田の超人的なボールキープ力は日本の攻撃にタメを作り、代名詞のキラーパスは相手にとって脅威。長友と内田の上下運動はオシム監督が好んだ「考えて走るサッカー」にも適しており、相手チームのスタミナを奪い取ります。オシムチルドレンの象徴でもある阿部攻守のバランスを重視し、闘莉王が果敢な攻め上がりを見せた場合には的確なカバーリングも。プレースキッカーとしても充分な存在感を見せつけます。闘莉王の攻撃参加時は長友、内田が下がることで一時的な4バック、相手に押し込まれる時間帯には5バックを形成し、敵の攻撃を跳ね返すことも可能です。

3バックの中央には闘莉王。中盤に阿部、長友、内田がいることで積極的な攻め上がりからの得点力にも期待。出鬼没の闘神には相手チームに恐怖を与えることも。闘莉王、吉田、中澤CB3人の対人プレーの強度、GK川島を含めた後方からのコーチングなどは攻撃陣に安心感を与えます。吉田のスピード、フィード能力、中澤の広い視野と絶妙なポジショニングはどんな場面でも相手攻撃の芽を摘むことでしょう。3人のセットプレー時の攻撃参加も一見の価値ありです。川島は流れを変えるビッグセーブとPKストッパーとして多くの失点を防いでくれるはずです。

攻撃面に重視を置く戦術ながらも、長友、内田の存在が攻守両面でアクセントをつけ、ゲーム展開がどんな状況だとしても、対応できるチーム作りを推し進めるオシムサッカーには心が躍るばかりです。各ポジションでの選手起用に注目が集まります。   

  

【スターティングメンバー紹介】選出理由と特徴

ゴールキーパー(GK)

川島 永嗣 :長年日本代表を守ってきた絶対的守護神。精神力とリーダーシップが魅力。驚異的な語学力は時に相手チームの戦略を読み取ることも?流れを変えるビッグセーブ連発でチームに貢献。彼ならオシムと通訳なしで話せるように語学を習得するのではないだろうか。

ディフェンダー(DF)

田中マルクス闘莉王:日本代表でのオシムチルドレン代表格。気迫溢れる守備に加えて攻撃参加も得意とする異色のCB。オシムに2016年スマホサッカーゲームのキャンペーン中、欧州クラブ所属のベストイレブン選出時にリストの中に闘莉王はいないのかと言わしめた。

吉田 麻也:空中戦の強さと相手に負けないスピードで対戦相手と対峙。攻撃時には精度の高いパス能力で攻守に存在感。リーダーシップを発揮し最終ラインを統率。オシムの戦術理解度も高くなることが予想される。意表をつく長距離FKでのキッカーも務めるか?

中澤 佑二:J1リーグで178試合連続フル出場を記録し、強靭な体格を活かしたプレースタイル。1対1の局面でも相手の好きなようにはさせず、常に優位な状況を作るクレバーなディフェンスを武器に相手をシャットアウト。闘莉王、吉田と形成するTYNトリオで、セットプレー時には攻撃参加し得点量産を狙う。

エイト

日本史上最高の3バックと言っても過言ではなさそうですね

ミッドフィルダー(MF)

中田 英寿:驚異的なボディーバランスを活かした推進力と視野の広さ・キック精度の高さを武器に展開力を兼ね備えた日本が誇るレジェンド。中盤からゲームを作る役割を担いながら、相手が距離を詰めて来ない時は強烈なミドルシュートで得点も狙え、相手からしたら打つ手がない非常に嫌な存在。オシムと選手の架け橋になれる存在。

阿部 勇樹:オシムチルドレンの象徴。安定感とキャプテンシーでチームを支えるバランサー。プレースキッカーとしての資質もあり、チームに安心感を与えてくれる存在。オシムからも認められたポリバレント能力はこのチームでも重宝されるだろう。

長友 佑都:圧倒的な運動量と対人能力で左サイドを支配。抜群の初動スピードと無尽蔵のスタミナを持ち、試合の中でトップスピードのプレーを継続する。化け物級の体幹の強さで対人守備もお手の物。ピッチ内外でムードメーカー的存在となり、そのキャラクターはオシムからも愛されることだろう。

内田 篤人:攻守両面でハイレベル、繊細な技術を持つ右SB。長友同様、ブンデスリーガのDF2位にランクインしたこともある瞬間的なスピードで、世界トップクラスの名選手とも互角のマッチアップを展開。端正な顔立ちからは想像しにくい、激しいプレーで相手と対峙しチームに貢献。

エイト

この夢のような中盤にオシムはどのような言葉をかけるのでしょうか

フォワード(FW)

岡崎 慎司:泥臭くも献身的なプレーでチームに貢献。前線から重戦車のようなプレスで相手の焦りを生み出し、ゴール前での嗅覚も抜群。どんなボールでも頭から飛び込んでいくダイビングヘッドも彼の代名詞。体を張ったポストプレーで攻撃の起点にもなれ、多くの得点に絡んでくるでしょう。

三笘 薫:1対1の強さとスピードでサイドを切り裂くドリブラー。独特なボールタッチや絶妙な間合いから生み出される彼のドリブルはまさに芸術品。攻撃のみならず、献身的な上下動で守備にも貢献でき、「考えて走るサッカー」を体現できる選手。

久保 建英:柔軟な動きと精度の高いパスでチャンスを演出する司令塔。華麗なテクニックでチャンスを演出できるだけでなく、カットインからの芸術的なゴールも魅力。和製メッシと謳われるプレースタイルはオシムからも最大限の賛辞を贈られることだろう。

エイト

3人の連携がどのように生み出されるのかワクワクする陣容です

【ベンチメンバーリスト】選出理由と特徴

川口 能活:GKとしては小柄な体格ながら、幾度となくビッグセーブでチームを救ってきた名手。セービング技術と冷静な判断力を兼ね備え、PKでの強さも特筆。

冨安 健洋:恵まれた体格と強いフィジカルがありながら、上下動を繰り返す走力とアジリティを持ち合わせる。彼のポリバレント能力はきっとオシムも重宝するはずだ。

本田 圭佑:個で局面を打開できる存在感と勝負強さ。世界レベルの左足の技術と強靭なフィジカルでチームに勝利をもたらすことができる。

中村 俊輔:芸術的な左足とプレースキックの精度は圧巻。まさに日本が誇るファンタジスタ。1人でチーム全体を動かすことのできるゲームメイカーであり、日本史上最高傑作のプレースキッカー。

前田 大然:圧倒的なスピードと運動量で守備にも貢献。世界屈指のスプリント能力で裏への抜け出しを得意とする。前線からの鬼プレスで敵DFを混乱に陥れる。

エイト

この豪華な控えメンバーにオシムも起用法では頭を悩ませるはず

共通するのは”考える力”

選ばれた選手たちに共通するのは、技術だけでなく“考える力”。状況を見て判断し、次の一手を考えられる選手ばかりです。これはまさに、オシム監督が選手に求めた資質そのものです。人選についてもピッチ上でオシムの考えを体現できそうなメンバーが顔を揃え、攻守の切り替えや状況判断に優れた夢のベストイレブンは、観るもの全てをワクワクさせ魅了してくれることに違いありません。

まとめ:名将が今の日本代表を見たら

オシム監督が今の日本代表を見たら、何を語るでしょうか。彼の言葉や哲学は「オシム サッカー」に魅せられた多くの選手たちに今なお影響を与え続けています。

あなたなら、誰をベストイレブンに選びますか?

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